映画2本みてきました。
フランス映画史において重要な位置を占める監督・作品です。
『海の沈黙』
監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
ヌーヴェルヴァーグの精神的父と呼ばれるジャン=ピエール・メルヴィル監督の初の長編作です。
『抵抗 死刑囚の手記より』
監督:ロベール・ブレッソン
ヌーヴェルヴァーグで有名なジャン・リュック・ゴダール監督に「ドフトエフスキーがロシアの小説に、モーツァルトがドイツの音楽にしめた位置をブレッソンはフランス映画にしめている。」と言わしめた監督・作品。
この監督は初期の作品以後、プロの俳優を使わず素人俳優を起用し、出演者を「俳優」でなく「モデル」と呼び、音楽もほとんど使用しない、その独自のスタイルに貫かれた自らの作品群を「シネマ」ではなく、リュミエール兄弟が発明した「シネマトグラフ」の総称で呼んでいたそうです。
そして、演出家や監督が俳優に演技をさせ、劇を演じるそれらの俳優をキャメラに収めたものは、“撮影された演劇”もしくは、“シネマ”であり、そこには、演劇本来の核心をなす“生きている俳優たちの物質的な現前と俳優たちに対する観客の直接的な働きかけが欠けて”おり、“素性の卑しい演劇”に過ぎないと切り捨て、“運動状態にある映像と音響を用いたエクリチュール(独自の言語)”である“シネマトグラフ”とを明確に区別していたそうです。
映画とは、<SON+IMAGE/ソニマージュ>、つまり音響+映像であると言い切ったゴダールのインスピレーションの源がここにあるらしいです。
らしいですよ。
この辺は調べてみるといろいろと面白いですね。
というか映研部員として常識的に知ってないとダメなのかなあ……orz
このような作品をスクリーンでみれることが嬉しい限りです。
KeuDGPLliSXcywqMHH
TgICzhyRmbXVIeMl
WrcIYugYlbky
wgWBCaribQZiUxmopLd
mblkAfzgkA
WuIROEQUDBzTFf
qvgaDCYZJEWj
dUQMgKGVsK4E
3BypwpCBx
Q3DX9Aw
FJ2rBzv2avgC
jN8ft7
eN5G3VX3lRLr